2013年10月26日土曜日

Mavericks の Time Machine で "バックアップの準備中" が終わらない

2013年10月7日月曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その20(終)


 盛りだくさんだった本書もいよいよラストの 5 章 "Conclusions"。全体の総括と,ツーゼの展望が述べられています。本章中に「計算する宇宙」とは何かが分かりやすくまとめられた表がありましたので,手っ取り早く本書の内容を把握したい人は参照されることをお薦めします。
 底本はHector Zenilさんのサイトにある,
 http://www.mathrix.org/zenil/
こちらのpdfファイルです。

http://www.mathrix.org/zenil/ZuseCalculatingSpace-GermanZenil.pdf

2013年10月4日金曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その19


 本書の解読も,いよいよ Conclusion 直前の 4 章 7 節 "Representation of Intensity" に入りました。

 "General considerations" と銘打たれた本章では,オートマトン理論に基づいた物理現象観にまつわる様々な事柄について,考察が試みられてきました。
 1 節のセル・オートマトン,2 節のディジタル粒子,3 節の相対性理論,4 節の情報理論,5 節のオートマトンの遷移,6 節の確率法則。
 それに続く本節では,量の大小をどのように表現するかについて考察が行われます。

2013年9月26日木曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その18

 コンピュータ開発の先駆者コンラート・ツーゼによる「宇宙をオートマトンで表してみよう」という意欲作「計算する宇宙」。
 その大詰め,4 章 6 節 "On Probability" の解読速報です。現代物理学に欠かせない確率について,オートマトン理論から考察が展開されていきます。
#今までの節と比べて短めです。

2013年9月22日日曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その17


 さて,Conclusion を除けば本書最終章である 4 章。残す所 5, 6, 7 節です。 今回はその中でもやや長めの 5 節 "About Determination and Causality" の解読報告です。
 Determination,Causality という若干抽象的な言葉がタイトルとなっています。Determination の方は,オートマトンのある状態において次状態が決まること表し,Causality は,そのような場合における前状態と次状態の因果関係を示しているようです。今回はそのようなオートマトンの状態遷移についてクローズアップしたお話です。


2013年9月14日土曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その16


 終盤の長丁場,4 章 4 節 "Considerations of Information Theory" の後半です。
 内容がもりだくさんで非常に長くなってしまいましたが,なんとか解読が(謎を残しつつも)終わりましたのでここに報告します。


2013年9月9日月曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その15


 分量満点の節に取り組んでいたため間が開いてしまいました...。今回は終盤の山場, 4 章 4 節 "Considerations of Information Theory" です。非常に長い節であるため,今回は前半部分の解読報告となっています。
 そしてさらに Wiki にまだ記載されていない,本書の新たなリソースを見つけたので報告します。


2013年8月29日木曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その14


 コンラート・ツーゼの宇宙ディジタル説,「計算する宇宙」解読シリーズ。今回は 4 章 2 節 "Digital Particles and Cell " & 3 節 "On the Theory of Relativity" です。
 図説が多かった前章からうってかわって,本章ではツーゼの知識とアイディアが言葉で示されているので歯ごたえがあります。



2013年8月22日木曜日

Mountain Lion で python ことはじめ : NumPy, SciPy, matplotlib 導入

 計算する宇宙の記事をまとめていると,だんだんと実際に数値計算・分析を行いたくなってきます。これまで Octave というソフトを主に用いてきて,こちらの記事にセットアップ方法などをまとめていますが,そろそろ新しい言語に挑戦してみようと思い立ちました。
 そこで選んだのが python。科学計算のライブラリが充実しており,さらにユーザー数がとても多いとのこと。確かに python に絞った数値計算の記事や本があったり,まったく分野の違う研究室の友人が python を使ってました。

2013年8月21日水曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その13


 いよいよ本書も Conclusions を除けば最後の章である第 4 章 "General considerations" に入りました。ENIAC に先駆けて人類初のコンピュータを開発した著者のコンラート・ツーゼ。コンピュータ開発に欠かせないオートマトン理論を用いて,この宇宙の物理現象にメスを入れていきます。
 今回は 4 章第 1 節 "Cellular Automatons" を解読していきます。


2013年8月17日土曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その12


 いよいよ 3 章読了です!4 節がとても短いため,今回は 3 章の 3 節 "Digital Particles in Two-Dimensional Space" と,4 節 "Concerning Tree-Dimensional Systems" をまとめて解読していきます。本文はこちら


2013年8月14日水曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その11


 ついに全 98 ページ中 49 ページ,半分まで読了しました! この間の記事作成を通じて,ただ読むだけでなく,自分の中である程度消化しないとまとめることができないことがよく分かりました。時間は断然かかりますが,一度アウトプットしておくと内容がずっと頭に残るのを感じています。せっかく読むのだったらこういった方法が良いなと思いました。

 さて,今回は 3 章 2 節 "Two-Dimensional Systems" です。前節の 1 次元空間でのディジタル粒子の振る舞いについての議論を 2 次元空間に拡げていきます。


2013年8月12日月曜日

Firefox addon 開発記:艦これ遠征 Timer と Trusted Content と port

 記録的な猛暑の中コミケが開催されていましたね。自分も暑さに負けてられない!ということで艦これ遠征 Timer アドオンの,前から欲しいと思っていた機能の実装に取り組んでみました。

2013年8月9日金曜日

Firefox add-on 艦これ遠征 Timer : Firefox 23 のバグ?に対応しました。

 相変わらず Firefox のアップデートは速いですね。先日 Firefox 23 がリリースされました。リリースノートを見ると,今回も色々な新機能や変更があった模様です。
#なお,Mac OSX 10.7 以上でスクロール時以外はスクロールバーが隠れるというのは誤情報のようですね。普通に表示されてます。


2013年8月7日水曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その10


 ディジタルコンピュータの第一人者の手による,サイバーパンクな論文「計算する宇宙」。解読作業もいよいよ第 3 章に突入しました。
 今回は 13 ページに渡る 3 章 1 節"The Expression Digital Particle"の解読結果を紹介いたします。本節では特に図が多く出てくるので,本文を参照していただけるとより分かりやすいと思います。



2013年8月4日日曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その9


 いよいよ 2 章最終節:Automaton Theory Observations of Physical Theories 読了しました!
 世界初の動作可能なコンピュータ作成者の手による,「この宇宙はコンピュータシミュレーションの産物である」ことを論じた本書。いよいよ話の核心に入りつつあります。



2013年8月2日金曜日

Firefox add-on 艦これ遠征 Timer 改良版作成記

 艦これの8月1日アップデートも無事終わり,期間限定海域が実装されましたね!潜水艦の硬さに第一水域で絶賛苦戦中です...。

 アップデートという大仕事の中,運営鎮守府の方々のライブ感あふれる丁寧なツイートがとても印象的でした。それに触発されて,自分も頑張って艦これ遠征 Timer をアップデートしなくちゃ!と思い立ちました。

2013年7月31日水曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その8


ようやく本書の全体の1/4に到達しました!

計算する宇宙 2章6節:Differential Equations and Difference Equations, Digitalization

の勉強報告です。

2013年7月30日火曜日

コンラート・ツーゼ「計算する宇宙」その7


梅雨の戻りのような蒸し暑い日が続いています。
けれども,雨の日こそ三余のうちの一つ。
ここぞとばかりに勉強していきます!

今回は第5節:An idea about Gravitationです。

2013年7月27日土曜日

Firefox add-on 作成初挑戦:艦これ遠征 Timer

最近艦これというゲームが流行っておりまして,タイムライン上でその名を度々見かけます。
かねてからミリ系の知識も仕入れたいと思っていたので早速食いついてみたところ,これは面白いです!

トップページを見た時は,地味なキャラデザだなと思っていましたが,キャラデザも性格も個性的な艦娘が続々登場して圧倒されます。
また,他のゲームで言う所のスーパーレアキャラを割りと簡単に入手することができます。

2013年7月25日木曜日

コンラート・ツーゼ 「計算する宇宙」その6


Chapter2も佳境に入ってきました。
4節,「Maxwell Equations」です。

出ました! マクスウェル方程式です。

前節での,状態遷移からみた微分方程式に引き続き,微分演算を含む物理の重要式,マクスウェル方程式の登場です。

電磁気の授業はマクスウェル方程式直前までしか取っていなかったため,参考書と首っ引きで解読していきます。


2013年7月22日月曜日

Octave入門その3:必須コマンド集

前回はOctaveのパッケージのインストール及び,パスの通し方を解説しました。

今回は,Octaveを使うにあたり,欠かすことのできないコマンドを紹介します。

2013年7月21日日曜日

コンラート・ツーゼ 「計算する宇宙」その5


「計算する宇宙」解読報告の続報です。

今回は,Chapter2の3節目,「Differential Equations from the Point ov View of the Automaton Theory」です。

前節は,アナログコンピュータとディジタルコンピュータの話から,級数展開と極限操作をオートマトン理論と結びつける内容でした。


これを受けた本節は,極限操作と密接な関係を持っている,微分方程式とオートマトン理論の話になっていました。

2013年7月19日金曜日

コンラート・ツーゼ 「計算する宇宙」その4


本日は,Chapter2の2節目,「About Computers」です。

最初は章ごとにまとめようかと思いましたが,それぞれの節に興味深いことがぎっしり詰まっているため,節ごとのまとめでちょうどいいなーと感じております。

本節がフォーカスしているのは,「アナログコンピュータとディジタルコンピューターの比較」です。

2013年7月17日水曜日

コンラート・ツーゼ 「計算する宇宙」その3


Chapter2の1節目,「Concerning the Theory of Automatons」読みました。

計算機畑第一線の人がオートマトンを説明する...ということで,若干身構えて読みましたが,本節はオートマトンの初歩的な解説だったのでほっとしました。

 「本書を読むのに,オートマトンについての完全な知識は必要ない」とも書いてあるので,安心して読める本のようです。

2013年7月16日火曜日

Octave入門その2

 

[パッケージのインストール]


引き続き,必要に応じてパッケージのインストールを行います。
ここでは信号処理分野に必須な signal パッケージのインストール方法を例示します。

Octave入門その1











計算する宇宙の記事(その2)の中で,

「何かの事象を研究・分析をする際には,それをまず数式化(モデル化)します。次にその数式に基づいたプログラムを書き,計算機でシミュレーションを行います。」

と記載しましたが,実際にはどのようなソフトを使用してシミュレーションをしているのでしょうか。


この記事では,統計,信号処理,制御工学などなど様々な分野で使用されている Matlab ...とほぼ同様な機能を揃えているフリーソフト Octave の解説をします。

コンラート・ツーゼ 「計算する宇宙」その2


「我々が住むこの宇宙自体が計算機上で動くソフトウェアなのだ」
そんなコンラート・ツーゼの著書「計算する宇宙」の続きです。

早速,Chapter1のIntroductionまでを読んでみました。

2013年7月15日月曜日

コンラート・ツーゼ 「計算する宇宙」その1


この人を知ったのは,確かGoogleトップページの今日は何の日紹介だったかと思います。
リンク先のWikiページを見て,「ENIACよりも前にコンピュータ作った人なんだー」と感心していた所,なんとも面白そうなことが下の方に書いてあるのを発見しました。

曰く「この宇宙自体が計算機で動作しているソフトウェアである」ことを提唱している著書,その名も「計算する宇宙」を出版したとのこと。

なんともワクワクする世界観です。

2013年7月14日日曜日

三余塾はじめます。

小さい時の愛読書,五味太郎のことわざ絵本。

いろんなことわざが楽しい絵と共に描かれていますが,その中でも鮮明に記憶に残っているのが「三余」の言葉です。

窓の外がしんと静まっていて,部屋の中でひそかに勉強に熱中する。そんな素敵な情景が浮かびます。

そんな情景を心に持ちつつ,日々の勉強の近況報告を綴ろうと三余塾を始めました。

一日の余りの夜,一年の余りの冬,時間を持て余す雨降りの日。

そんな三余の時間に訪れてみてください。